20 May 2026 · By Alicia Backhouse

LEDライトは睡眠に影響する?科学的根拠と夜の正しい使い方

夜にスマートフォンやパソコンを使用すると眠れなくなる——。いわゆる“ブルーライト”の影響について耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

一方で近年、美容業界で注目されているのが「レッドライト(赤色LED)」を活用した美容機器です。「光を使うケアなら睡眠に影響するのでは?」と気になる方もいるかもしれません。

しかし現在の研究では、赤色系の光はブルーライトとは異なる特性を持つとされており、夜のセルフケアにも取り入れやすい光として注目されています。本記事では、赤色LEDと睡眠の関係について、現時点での研究知見をもとにわかりやすく解説します。

ブルーライト vs レッドライト:ブルーライトが睡眠へ影響するといわれる理由

ブルーライト(約400〜500ナノメートル)は、スマートフォンやパソコン、テレビなどのデジタル機器から発せられる青色系の光です。日中の覚醒や集中には重要な役割を果たしますが、夜間に強く浴びることで 体内リズムに影響を与える可能性がある とされています。特に睡眠に関わるホルモンとして知られる「メラトニン」は、夜になると分泌が増えることで自然な眠気をサポートしますが、ブルーライトはこの分泌リズムに影響を与える可能性があると広く認識されています。

そのため、カレントボディの LEDブルーライトフェイスマスクなど青色LEDを使用する機器では、使用時に目元用インサートの装着が推奨されています。

一方、610〜750nmのレッドライト(赤色LED)はブルーライトとは波長が異なり、よりエネルギーの低い光とされています。この波長の光はスキンケア領域で注目されており、肌のコンディションを整える目的で美容機器に活用されています。

現時点の研究では、赤色系の光はブルーライトと比較すると、 夜間の体内リズムへの影響が少ない可能性がある と考えられています。そのため、夜のリラックスタイムや美容習慣にも取り入れやすい光として注目されています。光への感じ方には個人差がありますが、一般的に赤色LEDはブルーライトよりも睡眠環境への影響が穏やかといわれています。

レッドライト(赤色LED)と睡眠:近年の研究

赤色光が睡眠に与える影響については、アスリートや睡眠に悩む人など幅広い対象で研究が行われていますが、その結果は一様ではありません。

赤色LEDと睡眠にポジティブな可能性を示す研究

  • 2019年Nature and Science of Sleep誌 に掲載された研究では、 赤色光が睡眠慣性 (起床直後のぼんやりとした状態)を軽減し、メラトニンレベルに大きな影響を与えずに、朝の覚醒感をサポートする可能性が示されました。

  • また、2012年女子バスケットボール選手を対象に行われた研究 では、 毎晩30分間の赤色LED光を2週間継続して浴びた結果、睡眠の質の改善や メラトニン分泌の変化、 持久力の向上が見られたと報告されています。

これらの研究から、赤色LEDは夜の習慣として取り入れることで、休息やコンディションづくりに役立つ可能性があることが示唆されています。

赤色LEDは睡眠に影響する?

一方で、いくつかの研究では異なる結果も報告されています。メラトニンへの明確な影響は確認されなかったものの、条件によっては夜間に長時間、目に直接赤色光を浴びることで、気分やストレスホルモン(コルチゾール)に変化が見られた可能性も示されています。

ただし、これらは管理された実験室環境で行われたものであり、実際の美容機器の使用環境とは異なる点に注意が必要です。また、実験では約1時間の照射が行われており、一般的なLEDマスクの使用時間(約10分前後)とは条件が大きく異なります。

こうした点を踏まえると、現時点では赤色LEDマスクの使用が睡眠に悪影響を及ぼすという明確な根拠はなく、むしろ日常のリラックス習慣として取り入れられるケースも多く見られます。

夜美容にレッドライトは使える?

スキンケア目的で赤色LEDマスクを使用する場合でも、現時点では睡眠に悪影響を与える明確なエビデンスは確認されていません。そのため、夜の美容ルーティンや就寝前のリラックスタイムに取り入れられるケアとして活用されています。

"私は就寝前にこのマスクを使っていますが、とてもリラックスできます。仕事で忙しかった日の終わりに気持ちを落ち着かせるのに役立ち、そのおかげで睡眠の質も良くなっていると感じています。" ジェニー - お客様の声

"LEDマスクをセルフケアの一環として取り入れていますが、以前よりぐっすり眠れているように感じます。赤色LEDのおかげか、使用中のリラックス時間の影響かは分かりませんが、夜の習慣として気に入っています。" シャーロン - お客様の声

ただし、光の感じ方やリラックス効果には個人差があります。もし光が気になる場合は、朝のスキンケアタイムに使用するなど、自分のリズムに合わせて調整するのもよい方法です。

LEDマスクは明るい光を使用しますが、これは美容ケアを目的とした設計によるものです。CurrentBody Skin LEDライトマスクシリーズ2 では、アイインサートが付属しており、光の刺激をやわらげながら使用できるよう配慮されています。

まとめ|美容と睡眠、どちらも大切にしたい方へ

赤色LEDと睡眠の関係についての研究は現在も発展途上ですが、現時点の知見では、適切に使用する限り赤色光マスクが睡眠を大きく妨げる可能性は低いと考えられています。むしろ、落ち着いたナイトルーティンの一部として活用されるケースも増えています。

光の感じ方には個人差があるため、アイインサートの使用や使用時間の調整など、自分のコンディションに合わせた使い方がポイントです。近年注目されている夜美容の一つとして、毎日のスキンケアをより心地よいセルフケア時間へとアップデートしてみてはいかがでしょうか。


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Alicia Backhouse ビューティーエディター

アリシアは、マンチェスターを拠点に活動するビューティーコンテンツスペシャリストで、美容業界で5年以上の経験を持ちます。これまでに数多くの人気スキンケア・ヘアケアブランドと関わり、現在はCurrentBody Skinのインハウスライターとして活動。自身の肌悩みの経験と業界で培った知識をもとに、美容テクノロジーへの深い関心を活かしながら執筆しています。

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